健康保険組合は「保険給付」と「保健事業」という二つの仕事をしています。

　健康保険では，被保険者とそのご家族（被扶養者）が仕事以外のことで病気にかかったり，けがをした際の医療費を負担したり，出産をした場合，および死亡した場合に給付金の支給を行います。これらを総称して「保険給付」といい，保険給付は健康保険の生まれた直接の目的である大切な仕事です。

●現物給付と現金給付

　保険給付を行う方法には，以下の二つの方法があります。

健康保険では（１）を現物給付，（２）を現金給付と呼びます。

　健康保険法で定められている給付が法定給付です。全国健康保険協会管掌健康保険（協会けんぽ）でも健康保険組合でも共通 して支給されるものです。
この法定給付に対して，付加給付とはそれぞれの健康保険組合が独自に行う給付で，健康保険組合加入のメリットともいえます。法定給付に上積みされます。

　給付金支給申請書受領後，申請内容や添付書類等について審査を行い，支給の可否を決定しますので，受付からお支払いまでに約１〜２カ月程度かかります。
　ただし，内容に不備がある場合や添付書類が不足している場合，また医師等への照会が必要な場合は，お支払いまでに数カ月を要する場合があります。

前月２６日から当月２５日までに支給決定したものを，翌月２２日に支払います。
ただし，当日が土・日または休日の場合は順次繰り上げて支払います。

みなさんへの給付金（現金給付）は，機械処理により以下の方法で支払われます。